ひみつの窓

ひみつの窓 感動 【命の使い方】男「本当は……叶えたいんでしょう? あの夢を……」女「……」←余命1年と宣告されてしまった女性作家が書く物語・・・

【命の使い方】男「本当は……叶えたいんでしょう? あの夢を……」女「……」←余命1年と宣告されてしまった女性作家が書く物語・・・

【命の使い方】男「本当は……叶えたいんでしょう? あの夢を……」女「……」←余命1年と宣告されてしまった女性作家が書く物語・・・


男「あの、面会なんですけれども。女さんです。……ええ、分かりました」


エレベーターに乗り、階数表示が段々と数字を上げる様子を、ただ茫然と見つめていた。

やがて、目的地の5Fで床の上昇がゆっくりと止まる。

十数秒歩き、待ち合わせの部屋へ到着すると、彼女の姿が視界に入った。


女「……あ、今日は来てくださったんですね」


男「ええ、お邪魔します。それで……調子はどうですか?」


女「もちろん順調ですよ。……はい、これが原稿です。病院のコピー機で印刷させていただきました」


男「いや、その……具合の方は……?」


女「ああ……何も変わりません。可も不可も無し、と言ったところですね」


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